Webライターの転職面接で心掛けた3つのこと

Webライターの転職面接では、自分がどんな記事(コンテンツ)を書いてきて、Webライティングで何を重視しているのかを伝えるようにしてきました。また、自分が携わってきた記事のジャンルと面接先のコンテンツマーケティングが適合しているかどうかも、見ておくべきポイントになります。

私はアルバイトの面接+正社員の面接で1回ずつ内定をもらったことがありますが、正社員の方では不採用も3社ほどもらったので、内定をもらえなかったポイントも紹介したいと思います。

①職務経歴書に制作実績(記事)を記載する

Webライターの実績を伝えるために、職務経歴書に自分が書いた記事を載せておくといいでしょう。記事の画像をそのままコピーする方法もありますが、職務経歴書の枚数が多くなるので、公開されている場合はURLで記載しておきます。

実際、面接時に『けっこう専門的な記事を書かれるのですね』と記事に対する評価をくれることが多く、Webライターとしての技量を見てもらえます。

②Webライティングで重視していることを明確に

Webライターの面接で多く訊かれた質問で、

  • 記事を制作する上で、何に注意していますか?
  • Webライティングの技術を学ぶために、どういった努力をされていましたか?

といった内容が多かったです。やはり、ルーティンな仕事になりがちなWebライターで、クオリティの向上を意識しているかどうかが面接官側は見ていると思います。

個人的な見解ですが、ライティングでは記事を見てくれる方(ユーザー)がどういった情報を求めているのかを常に考え、検索キーワードにおけるニーズの特定を意識していたことが挙げられます。

また、努力についてはライティングに関する書籍を購入したり、競合サイトの記事を参考にしながら試行錯誤で読みやすい文章を考えていくことなど…能動的に学んでいる姿勢を伝えるといいでしょう。

③今後の展望を具体的に言えること

『入社して今後、何かやりたいことは?』という質問も多かったです。これは他業界の転職面接でも共通していることですが、数年先の目標を具体的に言えると『将来的にも有望になりそう』だと思わせることができると思います。

私の場合、ライティングに限らず数字分析やコンテンツ企画などもやりたいです、といった感じで述べました。実際、入社した今の会社では幅広い業務に対応して、コンバージョン分析を基にサイトコンテンツの改善などをさせていただいています。

不採用だったWebライターの求人に共通していたこと

最後に参考程度として、面接しても不採用だったWebライターの求人で『こういう点があったから合わなかったのかな…』という憶測をまとめました。

  • 携わってきた記事に対する面接官の興味がない
  • 運営しているコンテンツのジャンル記事を自分が書いたことがない
  • 営業職→ライター職への転職において、面接官が懐疑的な反応をした

Webマーケティングの企業でも全部がオープンな風土ということではなく、営業からライターへの挑戦的な転職について『結局は営業が嫌だったから辞めたのでしょ?』という印象だと捉える(古臭い)考えも、一部の会社ではありました。

※営業職からの転職活動をしていた私は特に、転職自体がマイナスというイメージだと面接官側から一方的に否定されることが多く、その度に心のシャッターを閉ざしました。この辺りも別記事でいずれ、紹介できればと思います。

同じ業種でも会社の風土や考え方は大きく違う

同じWebマーケティングでも、運営しているサイトのジャンルなどによって社内の特色や経営方針は大きく変わってきます。

個人的な意見(乃至偏見)で恐縮ですが、美容なダイエットなどのポータルサイトを運営しているベンチャーは自由な雰囲気である一方、業務はかなりいいかげんでレギュレーションも雑で、著作権侵害ギリギリのことをしています。

(常駐でのアルバイトをしていた時に経験したことですが、相当ヤバい会社でした。実際、ネット上で著作権侵害だと言われている某ベンチャーです)

応募側から『信頼できる会社かどうか』を見極める

アルバイトや業務委託でいろんなWebマーケティングの会社を知り、正直な話、あまり信用できない会社は少なからずあります。チンピラみたいな担当者が出てきたり、裏ではフロント企業と呼ばれている会社があったりなど…Webライターという業務内容だけを見るのではなく、会社全体の評判や信頼性も重要なのです。

なので、面接中に『この会社、あやしいなー。あやしい…』と思ったら、面接後に自分から辞退するのも賢い選択です。実際、私も何社か面接後にメールで辞退しました。金髪の社長が胡散臭い話をし出したり、求人広告には記載されていない内容(制作記事の大半は風俗関連だとか)を言われたりした、といった理由です。

意外とWebライターの世界って、ちょっとグレーな会社が多いんですよね…