新卒1年目のわたしが転職を決断した理由【連載小説2話 -無駄な会議・残業が多い-】

  • 2019年8月14日
  • 2019年11月13日
  • 小説家

こちらは、新卒1年目の方が転職を考えるようになった理由について、連載小説形式でご紹介しています。

社会人経験を少しずつ積むと『うちの会社、ちょっとおかしいのでは…?』といった違和感も出てきます。時間の無駄で終わる会議や残業などが当てはまりますよね。

▶️ 連載小説1話 -朝・満員電車が辛い-

▶️ 連載小説3話 -給与が低い-

▶︎ 連載小説4話 -仕事のやりがいがない-

▶︎ 連載小説5話 -人間関係が悪い-

▶︎ 連載小説6話 -将来に対する不安-

新卒1年目は弊社の会議に疑問を抱く

今日は朝9時から定例ミーティングが入っていたので、30分くらい前にオフィスへ着くようにした。

『おはようございます』と、Siriに劣らない機械音声のような抑揚で挨拶をすると、これまた生気のないおはようがパラパラと返ってきた。

ノートPCの電源をつけ、メールチェックしながら本日のスケジュールを再確認。

  • 9:00~10:00 定例mtg
  • 10:00~11:30 次月度販促・プロモmtg
  • 12:00~13:00 X社来訪・定例mtg
  • 14:00~15:00 マーケ部定例mtg
  • 17:00~18:00 マネージャー面談

見るだけでため息が止まらない。うちはミーティング会社か? mtgmtgうるせーんだよ。マジック・ザ・ギャザリングかよ。

企画営業という立場である分、そこまで泥臭い営業をしなくてもいいのだが便利屋として扱われる以上、様々な部署や関連会社とのミーティングが毎日入ってくる。

そして、転職したくなるほどわたしが憂鬱になっているのは、各ミーティングの内容がスカスカなこともある。

『X社との定例、意味ある?』

と、わたしの心を代弁してくれたのは、同部署の女性社員・三代先輩だった。

『ないです。マンスリーレポを棒読みしてるだけです』

『だよねえ』

隣の席にいる三代先輩は朝食りんごヨーグルトを食べながら、鼻で笑った。わたしだけでなく、他の社員も同じような疑問を感じていることを知ると、転職する気を多少下がってくる。

新卒1年目は残業が多い(無駄な書類が多い)

ミーティングが多いことと関与しているが、わたしの貴重な時間が無駄に奪われているため当然のごとく、残業時間は日に日に長くなっていく。

【チャットワークに入っているタスク】

  • Y社からの見積返答・リマインド
  • XX案件・企画書
  • 新規クライアントへの契約書提出
  • クレーム報告書提出
  • 稟議書(マネージャーからの回答待ち)

自分のためになる仕事ならまだしも、書類系の仕事で時間を取られると嫌になる。ペーパーレスになって欲しいのはこれだけでなく、退職願も当てはまる。ペーパーレス退職はさすがに時代を先取りしすぎだろうか。

『企画書は来週でいっか。どうせボツになるコンペだし』

身も蓋もないことをつぶやき、最低限の業務を済ませると静かにオフィスから去った。時刻はすでに20時を過ぎているが、半数以上の社員がPCとにらめっこしている事実から目を背けるように。

第3話へ続きます