新卒で入った会社をすぐに辞めてもいい|仕事を3年続けろは大嘘です

普段はライター関連の仕事について記事にしていますが、4月になって電車内に新入社員らしき通勤客を見かけるようになり、新卒の退職事情について触れておきたくなりました。

私は新卒で入った中小企業で営業職を4年半ほど続けて退職しましたが、1年くらいで辞めて早めにWebライターの仕事を始めておけば良かったと後悔しています。

恐らくですが、1年や半年程度…もっと言えば1ヵ月という短期間で辞めても、私はWebライターの仕事に就けたと思います。むしろ長く続けた今の方が、余計に年を重ねて時間を無駄にしたと感じています。

本記事では新卒の退職について個人的な見解を載せていきますので、『4月に入社したばかりだけどもう辞めたい…』と憂鬱になっている方など、読んでいただけると嬉しいです。

『同じ会社を3年続けろ』は大嘘です

『少なくとも3年は仕事を続けろ』といったことがよく言われますが、私はそう思いません。

仕事を3年続けろ肯定派の見解

3年続けろ肯定派でありがちな理由は、以下の通りです。

  • 職歴をきれいにするため
  • 短期間では仕事や会社のことを理解したことにならないため
  • 自分がそうしたから

といった感じで、短期間での離職だと次の転職が大変になるとか、自分が3年以上続けて今も同じ会社でやっていけているからとか、一般論や経験論で語ることが多いと思います。

仕事を3年続けろ否定派の見解

一方で、私が考える新卒の退職については以下の通りです。

  • 早く仕事を辞めると転職が大変になるが、絶対に転職できない訳ではない
  • 23~25歳の時期は非常に大事だから、辛いと思ったら転職に動いてもいい
  • 明確な目的(ビジョン・次の仕事でやりたいこと)があれば、今すぐにでも動いた方がいい

要は、絶対に3年続けろなんて決まりはないということです。むしろ、大学新卒の23~25歳という時期はとても大切な3年間です。その3年間を不満のある会社乃至ブラック企業で費やすなんて、自殺行為と同様なのであります。

ダメな会社だと見抜けなかった自分の責任もある

もちろん、早期退職の原因として業界研究不足や、『自分だったら絶対にこの仕事が向いている』という根拠のない自信など、社会人になって働くことを甘く見積もっていた可能性もあるでしょう。

ただし、会社というのは入ってからでないと分からない実情もたくさんあります。ギャップがあったとしても、労働者側だけの責任ではなくブラック企業体質が当たり前だと思う会社(または業界全体)側の責任もあるでしょう。

早期退職後は『すぐに次の仕事を探さなきゃ』と焦る思いもありますが、業界や会社の内容をしっかりと調べて、客観的に自分に合った会社を選ぶという心掛けが重要です。

固定観念に惑わされない判断が重要

特に日本の就活は新卒第一主義であるため、より一層辞めてはならない強迫観念的なものが存在しています。

でも、3年続けて絶対プラスになるかといえば、答えはノーです。現に、私が4年半続けた営業職をギュっとしたら、1年程度にしかなりません。泥臭い営業を続けても、あまり良い経験とは思えなかったのです。

 ブラック企業における罵倒で自信喪失を避けるために

入社した会社がゴリゴリのブラック企業だった場合、辞めようとすると上司乃至社畜から恐らくこんな『詰め』があります。

  • もう辞めるの? 根性無いね。他の会社でもやっていけないよ。
  • 次の仕事、どうするの。1ヵ月未満で辞めた人間を雇う会社なんてあると思う?
  • 世間知らずの子供だね。
  • 会社に迷惑かけていること、知ってる?

実際、新卒で入った会社を10日で辞めた知人がそんな感じのことを言われたようです。

でも、その知人は知らねえよ馬鹿としか思いませんでした。私もその感覚で正しいと思っています。

3年続けろって誰が決めたの? 大手転職会社? 

じゃあ、3年続けなかったら、書類選考で切られるの? 

根性無しって思われるの? 

この会社でダメだったら、他のところでもやっていけないの?

そんなことはありません。世間を知った(つもりでいる)上司に何を言われようとも、最終的に働くかどうかを決めるのは自分自身です。精神的に大きなダメージを負い、取り返しのつかない心的障害で今後の人生を暗くしていくことこそ、馬鹿げています。

10日で退職届を出した知人の話

上記で、新卒で入った会社を10日で辞めた知人のことについて触れたので、その方(Aさん)のケースについて詳細を話したいと思います。

新卒で入った会社をすぐに辞めても再就職は可能

Aさんは新卒で(名前は出せませんが)非営利団体の職員になりましたが、俗に言うブラック企業で残業もあり上司からのパワハラもあり、OJTも何もなく仕事を押し付けられ、古い体質の職場に苛立ち10日で退職届を出したようです。

そのことを聞いたのは同年の夏でしたが、その時は既に別のベンチャーで働いていました。そこも決して労働環境は良くなさそうでしたが、SE(システムエンジニア)の勉強ができる職場だから手に職がつくと判断し、Aさんは2社目で仕事を続けられました。

現在ではエンジニアのフリーランスとして活躍

2社目で4年ほど勤務したAさんはプログラマーの技術を得て、今ではフリーランスとして案件を受注しています。会社勤めよりも待遇は良く、同時期にライターの業務委託で仕事をしていた私の2.5倍、給料をもらっていました。

『K’(私のことです)もプログラミングを覚えれば稼げるようになれるよ』とAさんはよく言いますが、聞くとかなり勉強されているようでした。1社目をすぐに辞めても、良い人材になるためのスキルを身につける努力をしていたから、Aさんは現に成功しています。

辛いから辞めるだけでなく目的意識を持った退職が理想

とんでもないブラック企業に入社した場合は、精神的苦痛を理由に辞めるかどうかを考えるかもしれませんが、それだけでなく『自分はこれから何をするべきか?』を明確にしておくべきです。

前向きな退職であれば新卒でも辞めていいですの

(どうして『ですの』と書いたか、具体的な理由はありませんが)次はこうしたい、といった前向きな気持ちがあれば早期退職をしてもいいのではないでしょうか。

Aさんが将来的に通用するプログラマーのスキルを習得したように、入社してたった10日で辞めても次の道はあります。ただし、『ずっと働きたくない』とか『どうせ私には社会人として通用しない』といったネガティブな理由ではなく、『次はこれで成功する!』という意気込みが肝心です。 

Webライターも早い段階でチャレンジするべき仕事

次の仕事における選択肢の一つで、Webライターも現実的です。未経験でも一から挑戦しやすい職種であり、若い頃からライティングに慣れておけば20代後半になって独立して、ライターをメインの仕事でしながら副業のアフィリエイトで稼ぐことも無理な話ではありません。

私は(残念なことに長く働き続けてしまった)営業職の正社員を辞め、Webライターのアルバイトを始め、業務委託で仕事を続け、今ではWebライター(コンテンツライター)の正社員になって理想の労働環境を得ました。

正社員からアルバイトへの選択はギャンブルであり、無謀でもあり、愚かだと思う方も多くいると思いますが、私はさほど大きな問題だとは感じませんでした。年を取り過ぎたこと以外の後悔はなく、新しい環境で自分を変えていくことにやりがいを覚えました。

参考:Webライターをはじめる方法・なり方について

   Webライターの転職面接で心掛けた3つのこと

頑張ってください、と偉そうなことは言いません

よくSNSで、『新入社員の皆さん、辛いとは思いますが~』とか『これからまだまだ長い人生、頑張ってください』とか、人生の指南的なメッセージを散見しますが、私は偉そうな立場ではないので、本記事で新卒の新入社員さんを鼓舞するようなことはいたしません。

ただ、『退職におけるこういう考え方もありますの』といった感じで伝えたく、あまり視野を狭くせず仕事と向き合っていただければ幸いなのであります。