これからIT業界への転職に動いている方は、面接時での志望動機をどう伝えようか迷っていることもあるのではないでしょうか。特に未経験者の方は経験者と比べて評価が低いため、いかに『この会社に入りたいか』という熱意も重要になるでしょう。
ただ、熱意も大事ですが未経験からIT業界に転職するために『何をやってきたか・準備してきたか』というポイントも、会社側からよく見られますね。
実際に私は、未経験からIT業界へ転職しましたので、その時の実体験も参考に評価される志望動機について解説していきます。
IT業界への転職で評価されるための志望動機の書き方・志望理由例
具体例とあわせて、IT業界への転職で会社側から『採用してみたい!』と思わせるような志望動機の書き方・言い方についてまとめました。大きく分けて、5つのポイントがあります。
業種転換で明確な理由を(なぜIT業界を選んだのか?)
面接だけでなく、入社後で社員やクライアントからもよく聞かれる質問ですが、『どうしてIT業界を選んだのか?』という点をちゃんと伝えられるようにするといいでしょう。
【IT業界への転職志望動機の例】
- 元々斜陽業界にいて保守的な業務が多い中、成長発展の著しいIT業界で日々新しいことにチャレンジしていきたいです。
- 営業をしていた時、MAツールの開発運営している得意先と話して、IT業界の貢献性の高さに憧れを感じました。
具体的にどのような業務に携わりたいか?
IT業界といっても職種や仕事は多々あり、セールスのほかエンジニアやディレクター、デザイナーなどがありますが、それぞれの仕事を単純にやりたいというだけでなく、『具体的にどのような業務をしたいのか』明確なイメージがあるといいでしょう。
さらに、具体的にしたい業務の中では自分が得意としていることや前職から活かせる経験のほか、自身の好きなことついても言えると、未経験者でも採用する価値があると思わせることができますね!
【IT業界への転職志望動機の例】
- Web制作に携われるディレクターを志望|特に自分はアパレル業界で働いてたのでファッショントレンドのポータルサイトやECサイトで一からディレクションをしたいです。
- ゲーム開発のエンジニアを志望|貴社で運営しているソーシャルゲームを長年プレイしていて、プレイヤーから開発者側になってより勢いのある魅力的なコンテンツにしていくべく貢献したいです。
やりたい業務に関する自主学習など努力をしているか(未経験者は必須)
特に未経験者に該当することで、IT業界への転職で何を準備してきたかという点もアピールできるといいでしょう。
たとえばシナリオライター未経験者がサンプルシナリオを作るように、『未経験だけどこれくらいのことはできます!』と自らのスキルを具体化して見せることが大事ですね!
【IT業界への転職志望動機の例】
- Webライターは未経験ですが、昔からブログを毎日書いていたのでライティングへの抵抗はありません。また、デザインも少し独学でやっていてPhotoshopを多少使えるので、記事のサムネイルなど工夫して加工することができます。
- ディレクションの仕事を少しでも理解するために、GoogleのデジタルワークショップでWeb業界について学びました。また、GAIQも取得してサイト分析の仕方についても勉強しました。
会社への貢献度もアピール(面接先の企業理念も知っておく必要があります)
IT業界未経験者に限らず、経験者の方も強く問われるところですが会社への貢献度も重要になります。その上では、面接先の会社の企業理念もチェックしておくといいでしょう。
【IT業界への転職志望動機の例】
- 貴社では『豊かなライフスタイルで人々を笑顔に』といった企業理念を掲げられていますが、日々明るく笑顔に接することを接客業で身につけてきましたので、同じ認識をもって仕事を続けられると思います。
- 前職では広告運用で幅広い媒体で、数千万円規模の案件を複数担当していました。自身の業務に限らずデザイナーとの連携やチームの管理など、対外コミュニケーションも得意としているので事業規模の広い貴社でも円滑に仕事をこなせる自信があります。
ただ、自分が本当に入りたい会社かどうかを判断する際には企業理念だけでなく、面接官の人柄も注視するべきです。個人的な経験ですが、『社員の人生を大事に』みたいな企業理念であったところに面接へ行ったら、
面接官『ワークライフバランスなんて言葉、クソだね。金払ってんだから働くのが社員責任でしょ?』
と突如言われたので面接が終わった後、当日にメールで選考辞退報告をしました。このように、企業理念が形式的な感じになっている会社も中にはあるので、IT業界である会社への貢献度>企業理念に対するマッチ、という優先度で考えた方がよいでしょうか。
会社に入って最終的には何をしたい?(長期的なビジョン)
上記のやりたい業務と関連しますが、自分が数年後になってどのようなポジションにいるかという展望もあるといいですね。
マネージャーになってチームを引っ張っていきたいとか、3年後には新規メディアで業界トップのサイトを作りたいなど、仕事への意欲とあわせて伝えるといいでしょう。
このようなアドバイスは転職エージェントからも言われますが、まずは自分の実績や言葉で伝えるようにしてみてはいかがでしょうか。
▼IT/Web業界案件の多い転職エージェント!▼
【面接官側のチェックポイント】IT業界の転職面接で他に見られていることは?
IT業界での志望動機のポイントについて解説しましたが、転職面接時に気をつけるべきことについてざっくりとまとめました。
私は今の職場(広告代理業・サイト運営など)でたまに、面接官として応募者の合否判断をすることもありますが、以下のことを特に見ております。
- 自己分析がしっかりできているか(自分のスキル・能力に合った動機)
- 転職後も長く勤められそうか(短期離職のリスクがある?)
- 単純に人柄がいいか(コミュニケーションに問題ない? 社風と合う?)
わりと基本的なこともありますが、その基本ができない応募者も少なからずいます。目を見て話せない人はちょっと…という感じます。
また、短期離職の多い方に対しては必ず、離職理由について聞きますね。短期離職自体は悪いことではありませんが、前向きでない辞め方を続けられる方は評価低めです。
関連記事▶️ 新卒入社半年の転職は前向きな決断!
あとは会社によって賛否両論である、独立志向の高い人ですね。スキルを得ていずれ独立したいというや、本業とあわせて副業でも頑張りたいという方も多いですが、会社によってはすぐに辞めそうだなと判断して不採用にすることもあるようです。
独立やフリーランスを考えている方は、会社の社風によって言う言わないを決めた方が良いかと思います。ただ、正社員ではなく業務委託というポジションであれば、向上心のある方というプラスイメージになる可能性が高いですね。
▼フリーランス向けの転職エージェント!▼
未経験からのIT業界では『興味があること』も大事!
評価されやすい志望動機を考えるほか、未経験の方はIT業界の仕事に対して興味があること、といった適性もよく見ておきましょう。
私はそれで一度失敗しており、詳しくはシナリオライターの面接内容でご紹介していますが思っているほど希望している仕事への興味関心が少ないと知って、シナリオライターへの道を諦めました。
単純なことですが、好きなことをずっと仕事にできるというのも一つの能力です。ITやWeb業界ではワークポートなどが案件を多く揃えているので、ワークポートの転職エージェントにご相談してみてはいかがでしょうか。
▼こちらも注目されている記事です!▼